2019年11月11日

腎臓悪いけど、足腰痛いネコさんへの情報

みなさま、こんにちは(^o^)丿




腎臓が悪い仔に、痛み止めを長期処方することが少ないのですが、処方してあげれそうな論文がありました。

痛いの我慢してる仔が、たぶん多いと思うので猫飼ってる方に選択肢が増えるかもで情報提供です。
(一部の獣医師の統計ですが、腎臓悪い子に痛み止めを長期処方している方は3割くらい)



内容を直接見たい方は右をクリック→論文のページへ



ポイントは
腎障害の治療がしっかり維持できていること。
痛み止めは、必要最低量に調整すること。
メロキシカムとロべナコキシブ以外は、まだ情報ないので不明。
IRISステージ1および2の猫。
ちゃんと検査などモニタリングすること。
です





腎障害は10歳以上の猫の40%、15歳以上の猫の80%が患っていると報告されています。
骨関節炎(足腰痛い状態)の猫は、6歳以上で61%、12歳以上で90%と報告されています。
腎障害があり、骨関節炎がある猫は70%と報告されています。

痛み止め(非ステロイド・NSAIDs)は、その薬理学的機序から長期投与は腎障害にはダメなんじゃないかと考えられていました。
机上での理論に、実際の使用した結果から使ってあげても良いんじゃないですかという内容です。
これは人でも同様の研究があるようです。



メロキシカムの研究では、むしろ寿命が延びるかもっぽいことが示されています。(→論文へ)
少なくとも、腎障害があって骨関節炎がある猫に、痛み止めを使ったものと使わなかったものでは、使った方がクレアチニン(Cre、腎臓の血液検査項目、高いと悪い)の増加が有意に遅かった(悪く成りずらかったよって事)ようです。
そして、既存の報告より腎障害の診断後の余命(中央値5年くらい)が有意に長いようだと。
(昔より腎臓の治療薬が良かったり、手放しで痛み止め使えって事ではないかと思います)



想像するに、痛くて動きが悪い子は水の飲みも減るし、動かないと骨ホルモンが出ずらくなり老化が進むと思われます。
そういったことが痛み止めを使って改善すると、総じて健康寿命の延長に寄与する可能性はあると思います。
なので、痛み止めを使って明らかに動きや、生活が変わる仔は、もしかしたら積極的に痛みに対する治療をしてあげた方が良いのかもしれません。






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ラベル:腎臓 痛み ネコ
posted by 東いわつき動物病院 at 12:14| 埼玉 ☔| 医療情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月12日

本日、12日(土)の午後休診とさせていただきます。

本日台風の影響で沿線が計画運休となりました。
スタッフの兼ね合いで、午後の診察を休診とさせていただきます。

明日は通常どおりです。
が、午前9時の診察に電車の復旧が間に合わない可能性があります。

電車の運行状況と合わせて、午前は遅めの来院をお勧めします。
ラベル:休診
posted by 東いわつき動物病院 at 11:20| 埼玉 ☔| 病院からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月25日

とあるベテラン小児科医のコメントより

先日、NHKの番組で慶応大学医学部病院の小児科医のコメントが心に刺さったので忘れないようにメモがわりに。


小児科トップの方の若かりし頃の後悔、『誤診』を語っていたのですが。


子供の呼吸が止まったってことで、緊急対応だったのですが、息もしており諸検査も正常。
しばらく入院も、問題無しで母子ともに退院としたそうです。
その翌日、その子は亡くなったそうです。

お母さんが産後鬱で、手にかけたそう。
お母さんも首を吊って自殺、それは助かったようで。

子供の呼吸が止まったで来院した時、お母さんの首に『キスマーク』があるなって思ったそうです。
でも、気を留めることもなく。
検査して医学的に問題ないことを確認して、退院させて、『医学』的には問題なく、もちろん誤診ではないのですが。

緊急時来た時のおかあさんの首のあざは、一度目の首を吊って死にきれなかった痕だったようで。



後日、警察から初診時の様子などを聴取されたそうです。

診察内容等状況を説明した後、その時の警察官から
『先生はこのお母さんにどうなってもらいたいですか?』
と質問されたそうです。

先生は『元気になってもらいたいです』と。

『・・・そうですね』という、警察官の言葉に、この先生は、
 お前があの時ちゃんと話を聞いていれば、この子は死ななかった!、
 このお母さんはわが子を手にかけないで済んだんだ!、
 なんでちゃんと診てやらなかったんだ!、
と責められていると、責められているのではないかと思ったと、それが今までの最大の誤診として後悔していると言った内容でした。


今ならこんな判断はせず、初診時にピンときて、お母さんとよく話、ちゃんと心療内科に送る手はずを整えると。
指導医になり、後進の医者にはこの体験と共に『小児科医は子供を治すだけでなく、親も治す(直す)必要があり、そのためには良く話を聞くことだ』と指導していると言っていた。



診察対象と、診察を受けさせたい人が違うということでは小児科も獣医科も同じです。
以前のブログに問診の重要性を書きました。
ともするとやはり病気だけを治そうとしてしまうのですが、本当に望んでいることは何なのか、病気を治すだけで良いのか、丁寧に判断しないといけないと改めて考えさせられた時間でした。

人医療と違う獣医療の壁があります、と同時に獣医療と違う人医療の壁があります。
獣医療だからできること、獣医療だからできないこと。
飼主が本当に望んでいることは、この選択で正しいのか、動物の為になるのか、医療観と生命観、または宗教観といったものを錬磨し、とにかくどんな状況でも『楽しく』あってもらいたいと想います。






医は仁ならざるの術、務めて仁をなさんと欲す








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posted by 東いわつき動物病院 at 17:34| 埼玉 ☔| 院長の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月26日

7月18日(木曜日)午後の診察17時半から

7月18日(木曜日)午後の診察を17時半からとさせていただきます。

獣医師会役員会議が終わり次第診察いたします。
交通状況などで多少前後する可能性があります。
看護師はおりますので、受付は15時から可能です。
もどり次第診察いたします。
posted by 東いわつき動物病院 at 11:13| 埼玉 ☔| 病院からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月27日(木曜日)午後休診

6月27日(木曜日)の午後休診とさせていただきます。
さいたま市狂犬病予防協会定期総会の為になります。
午前は通常どおりの診察です。

午後4時までなら診察可能です。
午後診察ご希望の方は事前にお電話ください。
看護師はおりますので、ご用の際は遠慮なくお申し付けください。
posted by 東いわつき動物病院 at 11:08| 埼玉 ☔| 病院からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする