診断は、アトピーなの?アレルギーなの?っと混乱することもあるかと。
今回は用語説明です。
忙しい方へ端的に言うと、病院に来ている段階では同じ意味だと考えてください。
以下
もう少し補足
アトピーはアレルギーになりやすい素質があるということ。
アレルギーは原因(アレルゲン)により起きている症状のこと。
たとえば、かゆみがあって病院に来ている段階だと。。。。
アトピーだから(アレルギーになりやすい体質だから)、アレルギーになりかゆみがある。
なので、アトピーであり、アレルギーであるとも言える。
だから、大まかには同じ意味だと考えておくと混乱しないと思います。
〜もう少し詳しく書くと〜
アトピーとは。。。。
IgE抗体を作りやすい体質のこと。
症状がなくとも、IgEがあればアトピー。
IgEは免疫グロブリンと言う物質(Ig)の、Eタイプ(赤みを起こすタイプ)と名付けたもの。
IgEがあれば、症状がなくとも素因ありでアトピーです。
アレルギーとは。。。。
症状があり、その原因(アレルゲン)があります。
検査で原因が分かれば、「○○アレルギー」となります。
例えば杉花粉アレルギー(花粉症)です。
そして『犬アトピー性皮膚炎』は犬アトピー性皮膚炎対策会議において以下のように定義されました。
『花粉やダニのIgEが関連した特徴的な症状とかゆみを伴う皮膚炎』
特徴的な症状は、
前回記載した
かゆみ部位に慢性的なかゆみを伴う皮膚炎があることです。
わきの下、内また、手足の折り曲がり部ですね。
つまりは、花粉やダニなどの環境アレルゲンに対するアレルギー症状が、犬のアトピー性皮膚炎です。
言い換えると、ダニアレルギーとか花粉アレルギーが犬のアトピー性皮膚炎です。
なので症状があって診断としてのアトピーですねって言い回しは、アトピー性皮膚炎ですねって言い回しの短縮で使っていると解釈できます。
症状の有無と関係ないアトピーという状態と、診断として口にするアトピー(性皮膚炎)は違うのです。
さて、
アトピーっていうと、治らない代名詞
アレルギーっていうと原因があって何とかなりそう
そんなイメージありませんか?
アトピー
(性皮膚炎)=アレルギーだと治りそうな気がしませんか?
じゃあ、原因(アレルゲン)を調べてみようとなりますよね。
あとは、かかりつけの先生に質問すれば解決の糸口が見つかるかもしれません☆彡
詳しくはまた後日
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