2012年02月23日

病態生理は奥深い

こんにちは、小滝です。
引き続き好きなものです。

病態生理が好きです。
いきなりでなんですが、実に大事で興味深いものなのです。

病態生理とは、原因と結果を解き明かすことです。
なぜその病気が起きているのか、体の中で起こっている不具合を考えます。
不具合がおきた原因を推測します。
原因があればそれを元の状態に戻す(治る)すべがあるはずです。
この一連の流れが病態生理を考えることです。

なぜ好きかというと、勤務医をしていた光が丘動物病院の影響でしょう。
地域の中核をなしていた光が丘動物病院では、それはそれはいろいろな病気の仔が来院されていました。
最大限の力で、最短で治す。動物に無理はさせない。
それを念頭に、大学病院にも匹敵する内科のアプローチをしていました。
難しい病態が何とかならないか苦心するのは獣医の本懐です。

治す=病態生理

だから病態整理が好きです。

病態生理を考える上で、経験則も大事ですが、各種検査に裏づけされた原因の推測が大事です。
しっかりやろうと思うとやはり最低限の検査なりの客観評価は必要になります。
ただし、検査には費用がかかってしまいます。

最短でよくしたい気持ちと、無理はさせたくない気持ちと、飼い主様にあるかと思います。
その間で、無理なくしっかりやるには何ができるか?
ベストは何か?
いくつかの選択肢を挙げつつ、病気を治すベストではなく、目の前にいる仔にとっての最善は何か?
そこを飼い主様と協力して目的を果たしていけるよう努めていければと思います。
posted by 東いわつき動物病院 at 11:59| 自己紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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