2012年03月15日

フィラリアの薬は予防薬?

もうフィラリアの準備はじめていますか?

3大予防の一つですし、混み合う前にお早めに♪

ところで、フィラリアの薬は月一回使用しますが、一か月効果が持続しているわけではないって知ってましたか?
使ったその時しか作用しないんですよ。

では、どう予防しているのか?
フィラリアの子虫は蚊からワンちゃんにうつります。
そこから約一か月かけて体内で成長して、親虫になると心臓から肺に行く血管内で10センチくらいのひも状の白い虫になります。

親虫になると、駆除するのは大変です。
ただし、子虫ならお薬で簡単に駆虫することができます。
感染したフィラリアの子虫はほっといて、1か月したら薬を使って親虫になる前にまとめて駆除する。
薬を使った後も、また蚊に刺されるとフィラリアに感染しますが、1か月そのままにして、親虫になる前にまとめて駆除!
これを繰り返しているのです。

フィラリア予防薬といいますが、正確には駆除薬です。
なので、予防(駆除)期間は蚊が出だして1か月後から初めて、いなくなってから1か月後までになります。
蚊がいなくなったからと言って早々に薬の使用を止めるのは、そういったことからしないほうが良いのですね。

さて、蚊の出現時期はまちまちです。
いつから出現してるやら?
大体関東なら4月から12月まで予防しておけばまず安心!
備えあれば憂いなし。
命に係わる伝染病です。
しっかり予防(駆除)してあげたいですね。

当院ではお得なキャンペーンも行っています。
詳しくはスタッフまでお気軽にどうぞ。
posted by 東いわつき動物病院 at 21:54| 医療情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする