2012年06月27日

フィラリア感染してしまっても、やはり予防が大事です!!

こんにちは(^^)/

今年度のフィラリア予防、まだスタートしていなくて取りに来られる方はまだまだおられますが、もうお済ですか?(→フィラリアについての過去ブログ)

蚊もノミもマダニも活発になってきます。
  蚊からはフィラリア
  ノミからは皮膚炎
  マダニからはバベシア(命に係わる貧血をおこします)
と、病気を伝染させます。
病気にかかる前に予防が一番安全!
山や川によく遊びに行くワンちゃんは特にマダニにご用心をヽ(^o^)丿(→マダニの写真。掲示板2012年5月参照)


さて、いろんな理由でフィラリア予防されていない方もやはりおられます。

幸運にも感染していない子もいますが、感染している子の方が多いです。

↓フィラリアに感染した犬の血液中を泳ぐミクロフィラリア(フィラリア仔虫)





フィラリアに感染した犬の血を蚊が吸った時、このうごめいている虫も吸い上げます。
そして、その蚊が他の動物の血を吸った時にフィラリアをうつすわけです。



この動画は当院へかかられたワンちゃんの血液になります。
フィラリアにかかってしまい急性症状を示し不幸にも亡くなってしまった子もいれば、何とか頑張ってくれた子もいます。

かかってしまっても何とかなるものは、何とかしますが、やはり予防をきっちり行ってもらいたいなと思います。




この辺りは、以前勤めていた川口や練馬に比べて、確実にフィラリア感染率が高いです。

予防していない理由の一つに、『病院へ連れて行けない』をよく聞きます。

怖がりでかみついてしまう、大暴れする、時間が取れない、そういった理由からのようです。




それを聞くと、悲しいとともに、申し訳なく思ってしまいます。

保定の技術や、相談いただけない病院の雰囲気とか、やはりこちらの問題があるのではと考えてしまうからです。

それなら、それでやりようはいくらでもあります。

よく相談いただき、その子にあった治療・予防をしていただけたらと思います。




ちなみに、ネコさんのフィラリア予防、されてますか?

犬はフィラリアに感染しやすいが、すぐには症状を示さない。
猫はフィラリアに感染しずらいが、急な症状を示しやすい。

というのが特徴です。

HARD(犬糸状虫随伴呼吸器疾患)という咳をメインにした喘息のような症状や、突然死、慢性肺疾患をおこします。

夏の体調が・・・とか何か思い当たる節があるネコさんは、一度かかりつけで相談してみると良いですよ(^_^.)
posted by 東いわつき動物病院 at 19:03| 医療情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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