本日は暖かな晴れ日でした
さてさて、昨日は獣医師会の狂犬病に関する集まりで病院を空けさせていただきました<(_ _)>
狂犬病は大事です!( → 厚生労働省狂犬病についてのページ)
突然何かというと、だいぶショッキングだったもので。
いきなり始まった映像は、狂犬病で苦しむ子供の映像から・・・・
インパクト強くて、今までの考えを少し改めねばと思いました。
東京の病院で感染症科を担当されている第一線の、人のお医者さんの公演を聞きまして。
世界的には、狂犬病は子供の病気だとおっしゃられていました。
次代を担う子供たちのために、大人がすべき義務の一つが、狂犬病ワクチンをうつ!ということなのだと感じました。
狂犬病ウイルスは神経を伝って脳へ行くので咬まれた部位や深さなどが治療が間に合うか発症するかに関わります。
やはり9割以上犬から感染します。
それだけ犬が人の社会と密接に関わっているからでもあります。
その犬の目線で咬んだとき、大人なら足あたりになるでしょうか。
頭まではだいぶ距離があります。
しかし、子供は肩や首など頭の近くをかまれたり、そもそも小さいので頭までの距離は短いです。
そういったことから、子供が発症して亡くなることが多い、『子供の病気』と考えるようです。
日本では60年弱自然発生はない、狂犬病清浄国です。
「発生ないから、大丈夫でしょ?」
良く聞く声です。
私も大丈夫だとは思います、今現在は。
ただ、先々はわかりません。
現在も私たちの知らないところで、いろいろな方が、日夜水際で防ぐべく防疫にあたっています。
犬にワクチンを打つのはそのわずかな一端です。
仮に病気が入ってきても予防がなされていれば広がりを防げます。
みんなは一人の為、一人はみんなの為。
それが狂犬病ワクチンを打つことです。
海外の先生から見ると長い間清浄国であり続けていることは、本当にすごいことのようです。
そんな素晴らしい状態を、次の世代に残してあげられる、大きな貢献の一翼を担うためにも、大人としての義務を全うしていきたいと、すこし感化されたひと時でした(^^)